素敵な宇宙船地球号 3/4放送分より
虫の声・風鈴の音を聞こえたときには、耳を澄ます。
それは、日本人は左脳で聴いているから。
欧米人は右脳が聴くので、うるさく感じる。
日本人はコオロギ→KOOROGI(母音で呼んでいる)
欧米人はクリケット→CRICKET(子音で呼んでいる)
からなのだそうだ。
風流に感じる音は、母音で流れてるらしい。
だから日本人には、語りかけているように、聞こえる?
そして、風流な音は、”規則的な中に不規則”な部分があり
そのリズムが心地よくさせる。
規則正しく思える心臓の音も、実は不規則な部分があり
赤ちゃんが安心して眠る理由なのだそうだ。
音にある小刻みな波”ゆらぎ”も、心地よくさせる。
除夜の鐘にもあり、風鈴にもある。
風鈴はできたときに、縁を石かなにかでこすって、ザラザラにする。
これがないと、中の物があたったときに、音が揺らがない。
松尾芭蕉の「しずけさや いわにしみいる せみのこえ」
この蝉はどの蝉かという話し合いがあったらしい。
アブラゼミかニイニイゼミの2つの意見が出て
7月に詠まれたことから、結論はニイニイゼミ。
~音・私事~
風鈴が欲しかったけれど
音は人によっては不快になる、と言われた。
あるときいいデザインのものがあり、買ったのだが、鞄に入れたまま
遊びながら帰ったもんだから、帰宅すると、割れていた。
いい音を出させてあげられなかった。。。
家の裏は長年畑だったが、立派な家が建ち、たまにピアノが聴こえるようになった。
聴きながら、人によっては不快という言葉がよぎる。
自分は何という曲かなあ、と思ったけれど。
道の端の家では、通りかかるといまでも時々ピアノの音がする。
子供の頃、夜たまにピアノの音が聴こえてきた。
急いで玄関を出て、向かいの家へ、路地の小道を横切る。
2,3石段を上がると、玄関横のガラス戸を見た。
明かりがついて中が丸見え。
ピアノの前に眼鏡姿の(いつもはコンタクト)友人が座っている。
おーい。
声は出さずに大きく手を振ると、やっと気づいた友人が
こちらを見て、笑った。
この友人には時々ピアノを触らせてもらったが、
弾き方がなってないので、触ってると、友人を呼ぶ声がする。
友人がお母さんのところに行って、私が遊びに来てると説明する。
台所まで聴こえた音があまりにも下手なので、友人に尋ねたらしい。